優しさ。

2001年6月11日

大雨。
小学校ぶりくらいに
びしょ濡れになって
帰った。
あの頃はこんな事さえ
楽しかったのに。


あたしは
いろんなひとに
ばら撒いてます。

それはもう
どうにも
興味のないひとにも。

「嫌いな人からは
嫌われている」

母親から
植え付けられた
真理のひとつで御座います。

当たってるでしょう?

あたしは
誰からも嫌われたくないから
その言葉を実行して
「嫌いなひと」を
作らないように
生きてきました。

だから、みんな平等に。

平等なんて
みんな同じにしか
見えてないだけなのよ。

いや。
完璧に平等に接するなんて
無理な事なんですけれども。

それでも
あたしは
「××が大嫌い」
なんて公言したことは
ないんです。

「嫌いなひと」を
作らない為に
「優しさ」を
ばら撒いてきました。

それを
自覚しているから
去年の文集の
「みんなへのメッセージ」を
読んだ友人の感想にも
罪悪感を感じたりしていました。

でも
人に感心がなくなった今、
あたしは
その気力さえ
失くしてしまった。

冷房の効きすぎた
あのくそ寒い教室にも
慣れてしまった様に

前はちょっとした仕種に
感じた疎外感も
感じなくなってしまった。

あたしのなかで
世界がモノクロに
見えているかぎり

この不感症は
治りそうにもありません。

利害なしの
本当の優しさなんて
感じた事が
あるんでしょうか。


コメント

萌

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