どうしても遠い。
2001年10月1日あたしがやっとの事で
水面に浮かんで呼吸が出来たと思ったら
いきなり上から腕だけ延ばして
押し付けてまた冷たい水中に戻そうとする。
貴方の居た形跡を
あたしが見逃すとでも思っているの?
何してても何処にいても何時でも
わかるって云ったじゃない。
その言葉だとかその仕草だとかその香いだとか
全部全部全部覚えてるって云ったじゃない。
貴方がどう思っていても
貴方がこんな冷たいあたしをどう思っていても。
あたしがどう思っていても
あたしが貴方の事を今どう思っているとしても。
過去にその少年性から来る暴力的なまでの言葉で
胸を刺して中毒にしたように
今でさえその存在感でもってあたしの思考を止めて
空気ごと包み込んで犯す。
強い風が
憂鬱も迷いも全て吹き飛ばした。
なのに。また。そうやって。現れる。
もう来ないでって
もう目の前に現れないでって
あたしが云えない事も知っているくせに。
意地悪なのね。
あたしの気持ちなんて解ってないのね。
どうしてそうやって甘やかすの?
だって貴方にはもう
違うわ。
最初に手を放したのは
その胸を押し遣ったのはあたしだったんだ。
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